専業主婦にできる災害対策|知識とバックで今日からあんしん‼︎

共助
災害は待ってはくれませんし予告なく訪れます。後悔しないために今なら間に合う、明日来るかもしれない災害対策に防災リュックを備えましょう。
 

今あなたは、いつ来るかわからない災害にいつも怯えていませんか?今あなたが暮らしているなかで起きる自然災害等、変えられない現状を受け入れることが大切です。災害を受け入れ、あなたにできることがなんなのか?そこを考え備えることがあなたや家族の命を守ります。私が暮らす地域は2000世帯あります。そこに設置されている自治会の防災役職長を2年務めた経験があります。いざ災害が起きた時、大半の方がパニックに陥ります。いくら防災の知識があってもどうして良いのかわからず、せっかくの知識が現場では全く機能しないことが多々あります。そこで今回災害が起きた時冷静に行動するためにできることがあります。それはあなたに直接関わる地域の防災情報です。ネットに出ている防災の知識ではなくあなたが暮らしている街の防災事情を収集することが一番大切なのです。いざ災害が起きたとき第一に考えることが命を守ることです。即座に避難しなければいけない場合、どのような行動を取るべきか?それは命を守る最低限の荷物を持って避難すること。事前に災害のプロが揃えた非常用リュックを備えておくことで、パニックに陥らず、冷静に避難ができるようになります。専業主婦のあなたに何ができるのか?それは防災リュックを備えておくことです。

 

優先するべき知識と専業主婦がするべき備え

防災グッズを確認する家族のイラスト

優先すべき知識とは?【共助】

今の時代ネットで防災の知識を得ることが容易になっていますよね?これを読んでいるあなたも、防災のことを調べたことがあると思います。私は2000世帯もある地域の防災役職長を2年務めたことがあります。その経験で知ったことは、ネットに出ている防災知識よりも、自分が暮らしている地域の現状を知ることが有力だと知りました。このことに大抵の人が気づいていません。いくら防災の知識があっても、それを生かすことができなければなんの役にも立ちません。専業主婦のあなたがまずできることは、自分が暮らしている地域に、どのような防災対策が施されているか?そこを調べることが先決です。

町内会や自治会の現状【共助】

私が暮らす町は2000世帯あります。一家族4人として、約8000人が暮らす街となっています。そこの防災役職長を2年務めて、自治会の考えたアルゴリズムが全く機能していないことがわかりました。2000世帯もある町の防災倉庫は、全部で4棟。防災倉庫内部の防災用品を一部挙げると防災備蓄のイラスト

  1. 非常食(アルファ米)1000食
  2. 保存水5年保存の物  2l 6本入り×200ケース 500ml 24本入り×80ケース
  3. 保存水賞味期限切れ 2l 6本入り×10ケース

これを見てどう感じましたか?誰が見ても機能していないということがわかりますよね。これ以外に防災マニュアルや、自主防災組織を設置していましたが、マニュアルのみで全く機能しない組織になっていました。それを元に防災訓練も行いました。総勢300名というかなり大きな規模で行いましたが、8000人のうち300人参加者の割合はたったの3%です。そのうち自治会役員が100名いるので実質200名の参加になります。

避難する人と避難誘導する人のイラスト

不参加アンケートを取った結果

  1. 興味がない
  2. 知らなかった
  3. 炊き出しのメニューが気に入らなかった
  4. 毎年同じ内容なのでつまらない

このような回答を見て「この訓練に意味があるのだろうか?」と思ったことは言うまでもありません。しかし役員になる3年前までは、私もそちら側でした。不参加者のお気持ちもすごくわかりました。全体の7割の住民が防災に興味がないと言うこともわかりました。これが2000世帯もある地域の防災組織【共助】の現状です。あなたの暮らす街はいかがでしょうか?

住宅街のイラスト(背景素材)

専業主婦がするべき備え【自助】

これまで私の経験をもとに、実際に知っておかなければならない知識は何なのか?ネットに出ている防災の知識のみよりも、自分が暮らす地域の防災に対する情報、それがとても大切だとうことを伝えたいと思いました。

家族を守るために専業主婦が知っておくべき防災知識5選

避難所を確認する家族のイラスト

  1. 地域の避難所の把握する
  2. 市区町村の防災公園はどこにあるか?
  3. 断水時給水車はくるのか?
  4. 町内会や自治体の防災事情の確認
  5. 町内会や自治会の議案書の防災マニュアルに目を通す
1.まず地域の避難所を把握する

真剣な顔で地図を見ている家族のイラスト

まずはあなたが暮らしている地域の避難所はどこに設定されているか?と言うことになります。実際災害が起きて指定された避難所が開設されなかったという事例もございます。ですので、地域にいくつかある避難所も調べておくことが大切です。町内会や自治会の防災担当役員へ問い合わせをすれば大抵は教えていただけます。

2.続いて市町村の防災公園はどこにあるのか?

ポケットパークのイラスト

こちらは大きな公園が防災公園に指定され設備を整えていることがあります。私の街は三つの公園が防災公園に指定されていました。防災公園とは、マンホールトイレやかまど付きベンチ、場所によっては井戸が設備されているところもあるそうです。あなたの市区町村に防災公園があるかを確認しておくことが大切です。こちらは市区町村の危機管理課などで問い合わせていただければ教えてもらえます。

3.断水時給水車はくるのか

給水車のイラスト

これが私が防災役員をやって知った一番最悪な情報でした。私の街では給水車が当たり前にくると思っていたのですが、実際は近くの浄水場に各自取りに行くことになっています。これを知っているか知らないかでは、被災後の生活に支障をきたします。あなたの街に給水車が来るか来ないかこちらは必ず調べておきましょう。こちらも町内会や自治会防災役員、または市区町村で教えてもらえます。

もし給水車が来ない地域だとしたら防災リュックとは別に賞味期限の長い水を購入して備蓄しておきましょう。
 
保存期間
 
 
4.町内会や自治会の防災事情の確認

物置小屋のイラスト

こちらはあなたが暮らす地区の町内会や自治会に問い合わせをして、現状を確認してください。議案書等で備蓄品を確認することもできますが、実際に目で見た方が確実に役に立ちます。それと防災倉庫がどこに設置してあるかもわかりますよね

5.町内会や自治会の議案書の防災マニュアルに目を通す

開いた本のイラスト(横書き)

こちらは年度末に町内会や自治会の総会が行われ、新年度の活動内容が記された議案書が配られると思います。ほとんどの方が見ないとのことですが、この議案書にはあなたが暮らしている地域にどのような防災用具が備蓄されているか?そのほかに、防災倉庫の中に何がどのくらい備蓄されているか?というような重要なことが記されています。防災倉庫の場所やその他防災関係の内容を、あなたの班長、ブロック長に相談すれば、防災倉庫の中を見学させてくれることもあります。議案書等で備蓄品を確認することもできますが、実際に目で見た方が確実に役に立ちます。それと防災倉庫がどこに設置してあるかもわかりますよね。他にも自主防災組織が設置されている場合、災害が起きた時に、どこに集まれば良いか?その情報が記されています。確認して把握しておきましょう。そのほか防災対策への取り組みに関しても色々書いてあるものもあると思います。市区町村が発行しているハザードマップも役に立ちますが、やはり町内会や自治会が発行しているものが、あなたに一番近い情報が記されています。他にも地域によってはいろいろあると思います。とにかく地域の防災事情を習得することを優先していきましょう。

72時間の壁

前から見た消防車のイラスト

言わずと知れた人命救助のタイムリミット72時間の壁。阪神淡路大震災で生存者の占める割合について日を追った結果、3日目にあたる72時間が生存率を大きく左右すると言われるようになりました。被災後公的な救助が自分の元まで届くのに約3日はかかると言われています。72時間の壁は公的救助が来るまでのタイムリミットでもあり、被災してからの命のタイムリミットでもあるのです。

最後に

ここまで実際に知っておいた方が良い防災知識を説明してきましたが、今あなたにできることは地域の防災事情を把握すること。「でも少しは通常の防災知識も勉強した方が良いのでは?」と思われた方も間違いではありません。むしろ知っておいて無駄ではないとは思います。ただ実用できなければ意味がありません。私が役職長を務めていたときの話ですが、いくつかのセミナーもこなす防災専門の大学の教授が役員をされていたのですが以下のことを言われました。

「私は防災の知識を人に教えることはできますが、自分が暮らす街の防災事情を知るに限界があります。わかる範囲で構いませんのでご教示ください。それと一緒に勉強させてください」と頼まれました

そのような肩書きを持ち、防災のプロの方でさえ絞られた地域の防災事情を把握できていないんです。やはり大切なことは、あなたが住んでいる街の防災事情があなたにとって一番近い情報被災後に必ず役に立つと言うことです。それ以外の知識を得ようと勉強していると。肝心なことが疎かになり、避難するために必要な知識が飛んでしまいます。そこで今回の非常用リュックの出番です。非常用リュックは、あなたの家族がすぐに避難ができるように備えておく一番大事な備蓄品です。非常用持出袋のイラストこで、72時間の壁を乗り越えられる非常用リュックは、プロが監修したもの。その非常用バッグにあなたの家族が3日間持ちこたえられる備品が詰まっているものもあります。よく聞く話ですが、個人で非常用リュックの中身を揃える方がいます。私は防災役職長を2年務めて素人の知識で美品をそろえることはお勧めできません。なぜなら、最低限のものを用意すると言いつつ、余計なものまで備蓄してしまうからです。72時間の壁を知っているあなたであれば、「余計なものは要らずに3日間生き延びる最低限の量で良い」と言うことが容易にわかりますよね?だからプロ監修の防災リュックを備えることが大切なのです。

絶対に防災のプロ監修の非常用リュックを備えるべきです

そのリュックを備え、あなたの情報をもとに避難してください。これでいつくるかわからない災害に怯えて生活することがなく

何かあったときにはうちは大丈夫!!と言う安心の気持ちで生活ができるはずです
災害は待ってはくれませんし予告なく訪れます。後悔しないために今なら間に合う、明日来るかもしれない災害対策に防災リュックを備えましょう。
 
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